「ロシアで生のバレエをお得に観るには…」

よくあるパターンでこの手の添乗員付きツアーは、やたらと営業が多い。

「寄りたくもないのに提携してるお土産屋さん(この手のお土産屋さんは相場の5倍位の値段なんてザラです。)に強制的に、しかもけっこう長い時間…(観光スポットにいるより長いじゃないか…とか…)寄らされる…。」

「オプションですが、〇〇が特別価格で鑑賞できますよ〜。」

「ポケットWi-Fiを特別に割引価格で使えますよ〜。」

「両替はこちらでできるので言って下さいね〜。」

などなど…。

私パピオ的にはこれ…ぜ〜んぶ罠ですからね〜（笑）

前置きが長くなってしまいましたが…。

今回はその生バレエ鑑賞の時のお話。
添乗員さんが引き連れている私達一行が、ツアー指定のレストランで食事をしている時…。

(これも勧誘テクニックの一つで、みんな食事をしてお酒が入り、ツアー客同士の一体感ができた時に勧誘する→誰かが買うと 「じゃあせっかくの思い出だし私達も行こうかな～」 と連鎖して買っていくってやつね。)

添「皆さん☆ロシアに来たらやっぱり本格的なバレエを観たいと思いませんか〜？」(観たい観た～い！)

添「なかなか観れない世界的にも有名なバレエ団の舞台を、本拠地で明日の夜観れますよ〜。」(いやいや…ほぼ毎日公演してるから観れる観れる！ｗ)

添「なかなかチケットは取れないですが、特別に一人２万円でご用意できます！本場ロシアの本拠地で観れますよ！如何ですか〜？」(いやいや…チケット普通に取れるし…。えええええ～！？2万円！？なんでそんなに高くなるの～！？)

…と勧誘がありました…。↑( )内はパピオの心の中でのツッコミね！(笑)

やはりお酒も入っているからか、そこそこの人数が買っていました。

私達は当然、「あっ！私たちは結構です〜」

いつもの如く…これも冷静に考えれば誰にでもわかる事なんですが…普通にネットで買えますよね。

何も難しい事はなく、マリインスキー劇場の公式サイトに入り→チケット購入ページに行って(当然ロシア語表記ですが、英語ボタンをクリックすれば全部英語になります)→買えばいいだけです。
英語が中２レベルの私でさえ買えるのですから…皆さんでも必ず買えます(笑)

ちなみに…。

公式サイトには座席表と共に料金表まで出てくるので…。

誰でも本当の料金が直ぐにわかりますｗ

翌日、私達はマリインスキー劇場に着き、昨晩自分で手配した「貴賓席」(ロイヤルボックスの前の方)から下を見下ろしていたら…。

下にいる同じツアーの人達と目が合ってしまった…（苦笑）

あちゃ～…。見つかったｗ
階下から指を差されて「あそこにいるのはもしかして…」的な…。

彼らは一階の平土間の真ん中より後ろの左端のお席。
背の高い人が前にいたら確実に見え難いお席でした。

※画像は私たちが個人手配した「貴賓席の天井のシャンデリア」

ツアーがオプションで用意したお席が20000円。

しかもそこは高低差がほとんど無いエリアなので、舞台がちゃんと見えない、ハッキリ言ってしまえば…超～変なお席…。

私パピオが「やっぱりどうせ観るなら特等席がいいよね～」と、自分で手配した「貴賓席」前方を11000円で購入。

では、そのツアーオプション20000円で用意された席の「本当の値段」はいくらだったと思います？

私達が「貴賓席」を取った時に確認したその「変なお席」の価格はなんと…「３０００円！」ｗ

11000円支払えば普通に「貴賓席」で観れるのに…。

まぁ…ツアーで勧誘される物なんてこんなもんです。
この時は「本来買える価格の約７倍」でした。

私達は個人手配したので、ツアーがオプションで売ってる変な席の約半額で「貴賓席」で観れたと言う訳です。

でもロシア人は普通に「私達が買った価格」で買っているのですから、特別安いと言うわけではありません。

これが「本当の価格」と言うだけです。

旅行会社も商売です。

お金持ちで「ネットで10分位かけてチケット買うのがめんどくさいから、是非7倍のお金を支払ってでも買いたい！」という方は旅行会社から買えばいいとは思いますが、私なら…先ずその勧誘には乗りません。お金持ちではありませんから（笑）

これはあくまでも「私パピオのチケットの買い方」なので特にオススメもしませんが、一度自分で手配(パピオにできるのだから、アホでもできますｗ)するのにトライして理解すれば、後はどの国に行っても似たようなものなので、必ず将来の旅の役に立ちます。

「物の価値」「相場」と言うものを理解した方が、物の見方が変わって、見る目の幅が広がりますよ〜！と言うお話でした☆

ご参考まで～

パピオ